荻野 司(おぎの つかさ) 博士(工学)

略歴:

1986 年キヤノン(株)入社。中央研究所を経て、ハードウェア及びソフトウェア設計等、新製品の開発に携わる。ISP 事業開始のため1996 年ファストネット(株)へ出向。1999 年 同社取締役に就任。

その後、2000年(株)インターネット総合研究所 執行役員、(株)インターネットシーアンドオー代表取締役社長を経て、2003年株式会社ユビテック代表取締役社長に就任し、2005年6月に同社の上場を果たす。

2014年9月にユビテックの社長を退任、スタートアップ企業への支援を担う合同会社ゼロワン研究所を設立。 コア技術を持つテクニカルベンチャーを中心に「ゼロ」から「1」を創造する企業への投資や経営支援を行っている。

アウトリーチ活動:

2000 年から(社)日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)のIP 担当理事、IPv6 普及・高度化推進協議会には設立時より参画し常務理事を務めIPv6 普及の啓蒙活動を推進。

一方、東京大学におけるグリーンITプロジェクトに参画。ITを用いた「やりたくなる省エネ」の実現にも注力。ITと人の「温熱感」を利用した省エネに関する研究を進めている。

2014年には、重要生活機器連携セキュリティ協議会を立ち上げ、代表理事として人を中心とした生活機器のセキュリティに関する調査、研究を実施、特に組込みセキュリティに関する国内外のガイドライン・規則の調査や、産学連携による役立つガイドライン策定を推進している。

教育活動:

  • 2004年より、静岡大学創造科学技術大学院 客員教授(2004年-2009年)、同大学院アドバイザリー(2009年-2011年)
  • 京都大学 特任教授(2014〜2020)
  • 情報セキュリティ大学院大学客員教授(2018〜)
  • 琉球大学 工学部 非常勤講師(2019年〜)
  • 長岡技術科学大学 情報・経営システム工学専攻 非常勤講師(2020年〜)